禁煙をやってみてわかったメリットとコツ
今回はちょっと雑記を書いてみます。
私は10年以上タバコを吸ってきましたが、半年ちょっと前に禁煙を決意し、今のところ禁煙に成功しています。
そんな私が禁煙をやってみて感じたことやわかったことをつらつらと書いてみようと思います。

禁煙をするに至った理由
そもそもなぜ禁煙を始めようと思ったのか、主な理由は3つあります。
①家族に禁煙するように言われたから
とてもシンプルな理由ですね。まあ、これはずっと前から言われていました。
ただ最初の頃は特に気にも留めていなかったのですが、ずっと言われ続けるとやめようかって気分になっていくものです。
②喫煙可の店や喫煙スペースが減ったから
2つ目の理由は、昨今の世の中の流れです。今まではどこの居酒屋でもタバコは吸えましたし、駅前には喫煙所が当たり前のようにありました。
しかし、最近は喫煙可のお店を探すのも難しく、街中の喫煙所が姿を消していっています。
もはや、喫煙者に市民権は無いのかと言いたいぐらい住みづらい世の中に変わっていってしまったのです。
③ワインを美味しく飲みたいと思ったから
そして、これが最も大きな理由です。
私はワインが趣味なのですが、タバコを吸っていることによって味覚や嗅覚が馬鹿になってしまい、せっかくのワインを美味しく飲めていないのではないかと感じていました。
もしかしたらタバコやめたら人生がもっと豊かになるのでは、と思ったのです。
どのように禁煙をしたか
禁煙外来や、ニコチンパッチなど、禁煙をするための方法はいくつかあると思います。
いくつかを試したわけではないので、どの方法が良いのかは言えませんが、私がやった禁煙の方法はシンプルにタバコをやめるってことだけでした。
ただ、もちろんそんな簡単にやめることができたわけでもなく、禁断症状や鬱っぽい症状も出たりと、苦しい戦いだったわけです。
その体験談を書いてみます。
禁断症状との戦い
最初の1週間は、禁断症状との戦いでした。仕事をしている最中も、タバコを吸いたい気持ちでいっぱいで、タバコのことしか考えていませんでした。
どうしてもタバコが吸いたくて、爪楊枝をくわえて火を付けてみたりもしました。
もはやこの最初の1週間は気持ちで乗り越えるしかありません。
そして1週間を超えたあたりから、タバコを吸いたい気持ちが収まったかな?と感じ始めます。ただ、それでも吸いたい気持ちは強いままでした。
特に食後や、仕事の合間など、普段タバコを吸っていたシーンが訪れると、脳がタバコを欲しているのを感じました。
しかし、地獄の1週間を乗り越えたことが自信となっており、「ここで吸ってしまったら1週間の苦しみが無駄になってしまう」と思うことが乗り越える力になりました。
禁煙うつの襲来
禁煙を始めて1ヶ月が過ぎた頃、禁断症状は弱まってきたように感じました。(もしくは慣れてしまっただけかもしれません)
しかし、鬱っぽい症状が出始めたのです。
集中力や気力が失われ、ひどい時は死にたいと強く思っていたときもありました。
仕事も手につかず、休んでしまったこともありました。
あまりにも辛かったので、禁煙の無料電話相談というものを見つけ、話を聞いてもらったりもしました。
そこのオペレーターさん(お年を召された男性の方でした)が言うには、禁煙により鬱っぽい症状が出る人が一定数いるようでした。また、失恋した時の気分にも似ている、とも言っていました。
この鬱症状がおよそ2ヶ月ぐらい続きました。
タバコを吸えば楽になるのかな、とも考えましたが、その確信は持てなかったので禁煙自体はずっと続けていました。
そして禁煙成功へ
長く続いた禁煙うつも徐々に収まっていき、禁煙開始からおよそ3ヶ月立った頃には禁断症状からも、禁煙うつからも開放されました。
タバコを吸いたいという気持ちは綺麗さっぱり無くなり、もはや禁煙成功と言ってもいいだろうという状態になりました。
居酒屋や街中でタバコを吸っている人を見かけても、全く吸いたいとは思わなくなりました。
最高の気分です。
禁煙してわかったの3つメリット
①時間が節約できる
例えば仕事中のタバコ休憩1回10分として、1日に6回としたら1時間分の節約ができます。その分仕事を進めることが出来たのならば、1時間早く帰れるというわけです。
日常生活でも同様で、家族でどこかに出かけたとして、喫煙所の外で待たせていた家族の時間も節約できるのです。
②お金が節約できる
これはシンプルですね。私は1日1箱吸っていたので、1ヶ月でおよそ1万5000円分の節約です。
③ワインが美味しくなる
記事の冒頭でも述べましたが、私はワインが趣味です。
禁煙をしてみて、ワインの香りや味わいをより敏感に感じることができるようになりました。
また、タバコ代が浮いた分少しいいワインを買えるようになったので、禁煙の相乗効果ですね。
さいごに、禁煙のコツとは
禁煙を体験してみて、正直こんなに辛いとは思いませんでした。
私が薬やニコチンパッチにも頼らず、禁煙を成功できたのは、純粋に辛さを耐え抜いたからだと思います。
特にテクニカルなことは何もやっていません。
強いて言うのであれば、「あと1週間頑張ってみよう」と少し先に目を向けて今の辛さを乗り越え、1週間経ったら「ここでやめたら1週間の頑張りが無駄になるぞ」と自分に言い聞かせ、次の1週間を乗り切る。
その繰り返しだと思います。
とはいえ、禁煙の辛さは今回痛いほど思い知りました。死なない程度に頑張りましょう!
