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会議を成功に導く!ファシリテーションのスキルを高めるための3つのポイント

本日は、仕事をすすめる上で重要なスキルである、ファシリテーションについて語りたいと思います。
コンサルタントに限らず、どの職種の人にとっても重要なスキルになると思います。

ファシリテーションとは

そもそもファシリテーションとは、会議などの場において、合理的・効率的にゴールへと導く役割を意味します。
会議での闊達な議論を行う場の雰囲気の醸成や、参加者の意欲の向上、舵取り、タイムキーピングなどの役割を担います。

また、ファシリテーションを行う役割を持つ人をファシリテーターと呼びます。

ファシリテーションの重要性

生産性の無い会議に出会ったことは無いでしょうか?
会議で議論や意見交換が行われているものの、結局何も決まらなかったことや、意見がまとまらなかったことは無いでしょうか?

生産性の無い会議は、会議の時間だけでなく、その後の仕事の生産性にも影響します。
必要最低限の時間で、効率的にゴールを達成できるような会議の場を作ることが、会議だけでなく仕事全体の生産性を高めることができるのです。

また、特に近年増えているリモート会議では、ファシリテーションの重要性が高まっています。

ファシリテーションスキルを高めるための3つのポイント

①アジェンダ・ゴールの共有

最も重要なポイントが、会議のアジェンダとゴールの共有です。
その会議で向かうべき方向はどこなのかをまず最初に共有することが必要です。

どんなに時間がなくて、会議のための資料が準備できなかったとしても、会議のアジェンダとゴールだけは準備しましょう。文字だけで構いません。

また、会議での議論が発散して横道にそれてしまったときなどに、アジェンダとゴールが明確になっていれば、軌道修正が可能です。

②発散と収束

会議には、発散と収束というプロセスが存在します。

議論が活発に起こり、参加者が意見をどんどん言っている段階が、発散です。その段階では、ファシリテーターは参加者に話を振ったり、意見を言いやすい雰囲気を作りましょう。
ただし、明らかに議論が横道に逸れている場合などは、アジェンダとゴールを再度共有し、軌道修正を図りましょう。

議論が活発に行われるだけが良い会議ではありません。
発散した後に、収束というプロセスを踏む必要があります。

様々な意見が出た後に、それらの意見をまとめ上げて、構造化する必要があります。
例えば、AさんとBさんの意見はXXという点で一致している、などの類似の関係性を導いたり、Aさんの意見とCさんの意見が対立しているという関係性を導くなど、それぞれの意見を構造化していきます。
そうすることで、会議での議論の結果をわかりやすく共有することができます。

③ラップアップ

最後に、会議の振り返りを行います。
会議での決定事項は何なのか、ToDoは何なのかを示し、会議の参加者と共有します。
どんなに会議の時間が押していても、最後の1分だけはラップアップの時間に費やしましょう。

まとめ

以上、会議を効率的に進めるためのファシリテーションのスキルについて記載しました。
無駄な会議をこの世からなくすためにも、ファシリテーションのスキルを高めていきましょう。

転職で失敗しないための3つのポイント

人生でも大きなイベントの一つである転職ですが、少しでも判断を誤ってしまうと失敗してしまいます。
人生設計に大きく影響しうるため、できれば失敗しないように慎重に転職活動をしたいものですよね。

私は転職する人が多い業界にいますので、実際に身の回りで転職に失敗した人を数多く見てきました。
そんな私の経験から、転職で失敗しないポイントを3つまとめてみたいと思います。

①そもそも本当に転職する必要があるかを考える

一番良くないのが、なんとなくで転職してしまうパターンです。
転職活動自体にパワーを使いますし、転職して新しい環境に身を置くことも結構体力と精神力を使います。
転職することにある程度夢や情熱を持っていないと、モチベーションが続きません。

本当に転職しないといけないのか、しっかり考えてから行動に移すほうがよいでしょう。

②転職先選びの軸を決める

2つ目のポイントは、転職先選びの軸を持つことです。
これもありがちな失敗例ですが、軸がブレブレで、業種も職種もバラバラの求人に応募してしまうというパターンです。
そうなると結局転職先を選べないですし、転職したところでミスマッチが発生する可能性が高くなります。

私自身は、自分のできること・強みを活かせることを軸に転職活動を行いました。自分がこれまで経験してきた仕事の内容や、領域などで転職先を絞ることができたので、低コストで転職活動をすることができました。

③情報収集を怠らない

最後は情報収集を怠らないということです。
軸をしっかり決めて転職活動をしたとしても、その軸にマッチした転職先を見極めることは一筋縄ではいきません。
インターネットや、転職エージェントからの情報は限られていますし、十分とは言えないと思います。

私自身、情報収集はかなり念入りに行いました。具体的には2つあります。
1つは、面接での質問です。転職の面接で必ず最後に逆質問の時間があります。私はそこで、自分が知りたいことを納得行くまで聞くようにしました。

もう1つは、転職先で働く人を探して聞くことです。同じ業界内の転職であれば、必ず知り合いが転職先にいると思います。
そういった伝手をたどって、食事などに誘って、ざっくばらんに聞きたいことを聞きました。実際に私はこの方法で得た情報を決め手に転職先を選びました。

まとめ

ポイントをしっかり抑えて、転職を成功させましょう!

(参考)現役コンサルがおすすめする転職エージェント

アクシスコンサルティング

総合系コンサルティングファームに強みを持っているエージェントです。コンサルティングファームとのコネクションが強く、持っている情報の質と量が、ほかのエージェントと段違いです。
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転職エージェントの選び方など、転職活動のノウハウについては、こちらの記事をご参考ください。

在宅ワークでうつにならないための働き方

在宅ワークが原因でメンタル不調者が急増しているらしい

コロナ禍における働き方として広まった在宅ワークですが、通勤時間の削減などのメリットの反面、メンタル不調をきたす人たちが急増しているらしいです。
実際に私も在宅ワークを始めて半年ほど経ったタイミングで、メンタル不調を感じ始めました。朝ベッドから起きるのが辛く、パソコンを立ち上げるのが困難になったりもしました。

なぜ在宅ワークでうつになるのか

なぜ在宅ワークをしていると、メンタルに不調をきたすのでしょうか。
私が実際に在宅ワークでメンタル不調を感じたきっかけについて振り返ってみると、主に3つの原因があるのではないかと考えます。

①オン・オフの切替ができない

まず1つ目の理由は、オンとオフの切替ができないということです。

私が在宅ワークを初めた頃は、始業時間ギリギリまで寝ていて、また仕事を終えたらすぐお風呂に入り、眠りにつくといった生活をしていました。
通勤というプロセスが無いために、そういった生活が実現できたわけです。

当初はそういった生活が実現できることにありがたみを感じていました。睡眠時間が2時間も増えたので。
ただし、そういった生活は、オンとオフの切替ができないどころか、仕事と休息の境界線が曖昧になってしまっていたのです。
その結果、私は朝ベッドから起きるのが辛くなってしまいました。

②日光に当たらない

2つ目の理由は、日光に当たらなくなってしまったことです。
通勤が無くなったことで、外に出る機会が極端に減ってしまっていました。

日光に当たらないと何が起きるのでしょうか?

そもそも日光を浴びることで、脳内でセロトニンという神経伝達物質が生成されるようです。このセロトニンが分泌されることで、メンタルの安定を保っています。
日光に当たらないとセロトニンの分泌が減り、精神的に不安定な状態となり、最悪の場合はうつ状態になってしまいます。

③コミュニケーションの減少

最後の理由は、コミュニケーション機会の減少です。

在宅ワークとなり、同僚や上司とのコミュニケーションは必要最低限になってしまいました。

これまではちょっとした雑談や、ランチや飲み会での会話など、気晴らしになっていたコミュニケーションの機会が激減したわけです。
仕事でちょっとした悩みを相談する機会も減り、一人で悶々と抱え込んでしまうなんてことも多くなってしまいました。

在宅ワークでうつにならないために

仕事以外の時間は仕事を忘れよう

通勤というオン・オフ切り替えのプロセスが無い在宅ワークでは、より一層オン・オフの切り替えを意識してみましょう。

具体的にはオフの時間は仕事のことを考えるのをやめましょう。
一度パソコンを閉じたら、メールや電話などは一切見ない。オフの時間を大切に過ごしましょう。

朝早起きして散歩に行こう

私が在宅ワークのうつになりかけた時に実践し、もっとも効果があったと感じたのが、朝の散歩です。
朝30分程度散歩に出かけましょう。

好きな音楽を聞きながら、日光を浴びて、公園でストレッチでもしたり。そうすることで、体だけでなく脳もスッキリするのを感じます。
自然と、「よし、今日も仕事頑張るぞ」という気分になるのです。

在宅ワークをしていて、うつっぽくなってしまっている方がいたら、ぜひこの朝散歩やってみてください。

まとめ

在宅ワークでメンタル不調にならないための働き方のご紹介でした。
心身ともに健康でコロナ禍を乗り切りましょう。

実例から見るプロジェクトが炎上する理由とは

コンサルタントは激務であることの理由は、プロジェクトが炎上するからです。
そもそもプロジェクトが計画通り問題なく進んでいれば、コンサルタントは夜遅くまで働く必要がありません。
では、なぜプロジェクトは炎上するのでしょうか?

私はこれまでいくつもの炎上プロジェクトを経験してきました。
それらの実例から、プロジェクトが炎上する原因を紐解いていきましょう。

炎上理由① 計画が甘い

当たり前の理由かもしれませんが、炎上プロジェクトの殆どがこれに当てはまります。

プロジェクトを進めるにあたって、まず最初に行うことは、プロジェクトを実行する計画の策定です。
プロジェクトを進める上での工程は何か、各工程でどれぐらいの工数がかかるかを見積もり、どれぐらいのリソースをかけてどれぐらいの期間で進めていくのかを計画します。
その計画が、プロジェクトを進める上での指針となるわけです。

しかし、計画通りに物事は進まないのが世の常です。様々な理由からプロジェクトは遅延していきます。

実例として、比較的世に出て新しいアーキテクチャを採用し、システム構築を行うというプロジェクトがありました。
プロジェクト内には、そのアーキテクチャの有識者がおらず、開発にどれぐらいの工数がかかるのかを正しく見積もれる人はおりませんでした。
その結果、開発工数が莫大に膨れ上がり、当初の見積もりの5倍以上の開発工数がかかってしまいました。

プロジェクトを進める上で、計画を立てることが最も重要である、というわけです。

炎上理由② クライアントをコントロールできない

コンサルタントはクライアントの前に立ち、プロジェクトをリードする必要があります。
いくつかの意見が対立した時には、それぞれの意見を取りまとめ、比較検討し方針を決定する、そしてクライアントに納得させる必要があります。

しかし、一度クライアントからの信頼を失うと、プロジェクトは崩壊していきます。
私が過去に経験したプロジェクトでは、システムの品質が問題でクライアントとの信頼関係を失ってしまいました。
本来であれば、システムのテストをクライアントにも実施してもらう方針でしたが、度重なるシステム不具合に怒り心頭に発したクライアントはテスト実施を放棄しました。

結局クライアント側のテストをこちらで巻き取らなければならず、工数は莫大に膨れ上がってしまいました。

炎上理由③ プロジェクトキーマンが意思決定できない

プロジェクトは意思決定の連続です。
問題を解決するためのいくつかの選択肢があり、それぞれがトレードオフであるような場合、どれを選ぶべきかは慎重にならざるを得ません。

コンサルタントはそのような場面で、問題を分析し、解決策を絞り込み、様々な軸で比較検討し最適な案をクライアントに提案します。
ただし、コンサルタントが行うのはあくまで提案です。意思決定はクライアントが行います。

これがプロジェクト内で意思決定できないと悲惨です。
本来であれば、プロジェクトにはクライアント側のキーマンが意思決定を行い、必要に応じてクライアント社内の調整を行います。

私が過去に経験したプロジェクトでは、このキーマンが意思決定できず、意思決定者が点在してしまっていました。
そうなると、意思決定の度に、意思決定者探しから行わなければならず、意思決定のスピードが極端に遅くなってしまいました。

炎上理由④ チームの雰囲気が悪い

プロジェクトの仕事がどんなに辛くても、励まし合える仲間や、信頼できる上司がいれば乗り越えることができます。
しかし、プロジェクトメンバーの仲が悪かったり、ギスギスした雰囲気だと、モチベーションを保つことが非常に難しくなってしまいます。

私が過去に経験したプロジェクトだと、リーダーの性格がきつく、下のメンバーとの関係がうまく行かずに、退職や中にはメンタルを崩し休職する人が続出していました。
そうすると、プロジェクト内にノウハウやナレッジが蓄積されず、プロジェクトの効率は極端に下がってしまいます。
チームワークが重要であることはリーダーである立場なら心がけるべきでしょう。

まとめ

様々な理由から、プロジェクトは炎上していきます。
もし炎上してしまった場合、原因を特定し、速やかに対処しましょう。そうしないと鎮火は難しいです。
まあ、難しいんですけどね。