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現役コンサルが教える!議事録の書き方3つのポイントまとめ

コンサルタントなら誰しもが経験してきたであろう、議事録をテーマに扱います。
新人コンサルのうちは、議事録を任されることが多いですよね。結構面倒くさくもあり、難しくもある作業です。

しかし、以下で示すような3つのポイントを押さえれば、それほど議事録に苦手意識は持たないだろうと思います。

議事録の目的とは

そもそも、なぜ議事録を残す必要があるのでしょうか?
例えばですが、議事録が無いと、後々言った言わない論争が勃発した際に、収拾がつかなくなってしまいます。
もし議事録があったならば、このときこういう経緯でこういう決定をしましたよね、と確認ができるわけです。

つまり議事録とは、会議で起こった議論の顛末や、決定事項などの認識を合わせるためのツール・エビデンスであるのです。
特にコンサルタントは、クライアントとの合意形成をもってプロジェクトを進めていきます。一つ一つの合意形成を決定づけるものが、議事録であるわけです。

議事録を書くときの3つのポイント

①議題ごとに章立てする

議事録とは、後から見返した時に読んだ人がわかりやすく理解できる必要があります。
そのため、議事録の構成が非常に重要になってきます。

単に時系列で議事録をつらつらと書くのではなく、議題ごとに章立てをして書きましょう。
基本的には会議にはアジェンダというものが存在するので、それを議事録にコピーしておきましょう。
もしもアジェンダがない場合は、何についての議論をしているのかをサマリし、議題を付けましょう。

②決定事項・ToDoを書く

その会議によって何が決まったのか、次のアクションは何かが非常に重要です。
特にわかりやすくするために、決定事項とToDoは、一番目立つところに記載するのがおすすめです。

決定事項については、どういった経緯でそう決まったのか、も重要な情報になってきます。その経緯については補足情報として残すようにしましょう。

また、ToDoについては、担当者と期限についても明確にしましょう。会議内で決めていなかった場合も、会議後メールなどで期限はこれでよいかなど、確認するようにしましょう。

③わからないところはわからないことを明確にしよう

最後に、新人コンサルが特に気をつけるべきポイントです。
新人の時には、用語がわからなかったり、議論の内容についていけなかったりすることが往々にしてあると思います。

そんな時は、議事録に書けないと諦めるのではなく、理解できなくても言葉だけを拾ってメモとして残すようにしましょう。そしてそのメモに、わからないマークを付けておきましょう。
そうすることで、その後上司や先輩に議事録でココがわからなかったです、と確認しやすくなります。
また、わからないことをうまくキャッチアップできることで、自分自身の成長にもつながります。

まとめ

今回は議事録についてまとめました。

面倒くさくて地味な嫌な仕事ですよね。でも、非常に重要な仕事でもあります。ポイントを抑えて、議事録マスターになりましょう。

会議を成功に導く!ファシリテーションのスキルを高めるための3つのポイント

本日は、仕事をすすめる上で重要なスキルである、ファシリテーションについて語りたいと思います。
コンサルタントに限らず、どの職種の人にとっても重要なスキルになると思います。

ファシリテーションとは

そもそもファシリテーションとは、会議などの場において、合理的・効率的にゴールへと導く役割を意味します。
会議での闊達な議論を行う場の雰囲気の醸成や、参加者の意欲の向上、舵取り、タイムキーピングなどの役割を担います。

また、ファシリテーションを行う役割を持つ人をファシリテーターと呼びます。

ファシリテーションの重要性

生産性の無い会議に出会ったことは無いでしょうか?
会議で議論や意見交換が行われているものの、結局何も決まらなかったことや、意見がまとまらなかったことは無いでしょうか?

生産性の無い会議は、会議の時間だけでなく、その後の仕事の生産性にも影響します。
必要最低限の時間で、効率的にゴールを達成できるような会議の場を作ることが、会議だけでなく仕事全体の生産性を高めることができるのです。

また、特に近年増えているリモート会議では、ファシリテーションの重要性が高まっています。

ファシリテーションスキルを高めるための3つのポイント

①アジェンダ・ゴールの共有

最も重要なポイントが、会議のアジェンダとゴールの共有です。
その会議で向かうべき方向はどこなのかをまず最初に共有することが必要です。

どんなに時間がなくて、会議のための資料が準備できなかったとしても、会議のアジェンダとゴールだけは準備しましょう。文字だけで構いません。

また、会議での議論が発散して横道にそれてしまったときなどに、アジェンダとゴールが明確になっていれば、軌道修正が可能です。

②発散と収束

会議には、発散と収束というプロセスが存在します。

議論が活発に起こり、参加者が意見をどんどん言っている段階が、発散です。その段階では、ファシリテーターは参加者に話を振ったり、意見を言いやすい雰囲気を作りましょう。
ただし、明らかに議論が横道に逸れている場合などは、アジェンダとゴールを再度共有し、軌道修正を図りましょう。

議論が活発に行われるだけが良い会議ではありません。
発散した後に、収束というプロセスを踏む必要があります。

様々な意見が出た後に、それらの意見をまとめ上げて、構造化する必要があります。
例えば、AさんとBさんの意見はXXという点で一致している、などの類似の関係性を導いたり、Aさんの意見とCさんの意見が対立しているという関係性を導くなど、それぞれの意見を構造化していきます。
そうすることで、会議での議論の結果をわかりやすく共有することができます。

③ラップアップ

最後に、会議の振り返りを行います。
会議での決定事項は何なのか、ToDoは何なのかを示し、会議の参加者と共有します。
どんなに会議の時間が押していても、最後の1分だけはラップアップの時間に費やしましょう。

まとめ

以上、会議を効率的に進めるためのファシリテーションのスキルについて記載しました。
無駄な会議をこの世からなくすためにも、ファシリテーションのスキルを高めていきましょう。

【便利バッチ】ファイルのバックアップを自動で作成するWindowsコマンド

できること

任意のファイルのバックアップを作成します。

利用方法

①以下のコマンドをコピーし、テキストファイルに貼り付け、bat形式で保存します。

②バックアップを取得したいファイルを、batファイルにドラッグ・アンド・ドロップします。

③「_old」フォルダが作成され、フォルダ内にバックアップが保存されます。(ファイル名にファイルの最終更新日時「_yyyymmdd_hhmm」を付与してバックアップを保存します。)

コマンド

@echo off
REM -----------------------------------------------------------------------------------------
REM ■oldファイルを作成するバッチ■
REM ファイルサーバ上の各フォルダに、このバッチファイルを配置してください。
REM ファイルをドラッグ&ドロップすることで、ファイル名に日付を付加してoldフォルダにコピーします。
REM -----------------------------------------------------------------------------------------
setlocal EnableDelayedExpansion

pushd %‾dp0

REM バックアップファイルの出力先フォルダ
set outdir=_old

if not exist %outdir%¥nul mkdir %outdir%

::for %%a in (%*) do ( call :Backup %%a )
:loop
if #%1# == ## goto break
call :Backup "%‾1"
shift
goto loop
:break

popd

exit

:Backup
REM ファイル更新日時を取得
set upd_datetime=%‾t1
set upd_date=%upd_datetime:‾0,10%
set upd_date=%upd_date:/=%
set upd_time=%upd_datetime:‾11,5%
set upd_time=%upd_time::=%
set target=%outdir%¥"%‾n1_%upd_date%_%upd_time%%‾x1"

if exist %1¥nul (
    xcopy /i /e /Y %1 %target%
) else (
    copy /Y %1 %target%
)

exit /b
【便利バッチ】ファイル名・フルパスを出力するWindowsコマンド

できること

指定したフォルダにあるファイル名・フルパスをテキストファイルに出力することができます。

利用方法

①以下のコマンドをコピーし、テキストファイルに貼り付け、bat形式で保存します。

②batファイルを実行し、コマンドプロンプト上の指示に従い必要な情報を入力します。

③batファイルの階層にテキストファイルが出力されます。

コマンド

@echo off
REM -----------------------------------------------------------------------------------------
REM パス取得バッチ
REM -----------------------------------------------------------------------------------------
SET BATCHPATH=%CD%
SET YMD=%date:‾-10,4%%date:‾-5,2%%date:‾-2,2%
 
REM * ========================================================================================
REM * 処理開始
REM * ========================================================================================
:LA_STARTBATCH
 
cls
ECHO =========================================================================================
ECHO  パス取得バッチ
ECHO.
ECHO -----------------------------------------------------------------------------------------
ECHO  指定したDIRECTORYに存在するファイルのパスを、指定したルールで吐き出しやす。
ECHO.
ECHO =========================================================================================
ECHO.
SET /p idir=処理するディレクトリのパスを入力(または [c] キャンセル)⇒
IF '%idir%'=='c' GOTO LA_ENDBATCH
SET DIRPATH=%idir%
 
IF '%idir%'=='' (
SET DIRPATH=%CD%
)
 
ECHO.
SET /p outputrule=取得する情報を指定([1]フォルダ内のみ [2]サブフォルダ含むツリー [c] キャンセル)⇒
IF '%outputrule%'=='c' GOTO LA_ENDBATCH
IF '%outputrule%'=='' GOTO LA_STARTBATCH
SET ORULE=%outputrule%
 
REM 作業フォルダに移動
IF NOT EXIST %DIRPATH% (
ECHO 指定されたディレクトリは存在しません。
pause
GOTO LA_STARTBATCH
)

pushd %DIRPATH%
ECHO [%DATE% %TIME%] バッチ処理開始
ECHO %DIRPATH%
setlocal enabledelayedexpansion
IF %ORULE%==1 dir /b >%BATCHPATH%¥output.txt
IF %ORULE%==2 dir /b /s >%BATCHPATH%¥output.txt
echo.
GOTO LA_ENDBATCH
 
 
EXIT /B

REM * =====================================================================================
REM * バッチ終了処理
REM * =====================================================================================
:LA_ENDBATCH
 
ECHO [%DATE% %TIME%] 処理終了 
ECHO.
SET /p end=終了するにはEnterキーを押してください...
 
EXIT
【便利バッチ】ファイル名を一括で変更するWindowsコマンド

できること

指定したフォルダにあるファイルの名前を、以下のいずれかのルールで一括で変更することができます。
・ファイル名の頭に任意の文字列をつける
・ファイル名のお尻に任意の文字列をつける

利用方法

①以下のコマンドをコピーし、テキストファイルに貼り付け、bat形式で保存します。

②batファイルを実行し、コマンドプロンプト上の指示に従い必要な情報を入力します。

コマンド

@echo off
REM -----------------------------------------------------------------------------------------
REM ファイル名変更バッチ
REM -----------------------------------------------------------------------------------------
SET BATCHNAME=%‾n0
SET YMD=%date:‾-10,4%%date:‾-5,2%%date:‾-2,2%
 
REM * ========================================================================================
REM * 処理開始
REM * ========================================================================================
:LA_STARTBATCH
 
cls
ECHO =========================================================================================
ECHO  ファイル名変換バッチ
ECHO.
ECHO -----------------------------------------------------------------------------------------
ECHO  指定したDIRECTORYに存在するファイルの名前を、指定したルールで一括変換しやす。
ECHO.
ECHO =========================================================================================
ECHO.
SET /p idir=処理するディレクトリのパスを入力(または [c] キャンセル)⇒
IF '%idir%'=='c' GOTO LA_ENDBATCH
SET DIRPATH=%idir%
 
IF '%idir%'=='' (
SET DIRPATH=%CD%
)
 
ECHO.
SET /p namerule=ファイル名称の変更ルールを指定([1]頭に文字列を追加 [2]お尻に文字列を追加 [c] キャンセル)⇒
IF '%namerule%'=='c' GOTO LA_ENDBATCH
IF '%namerule%'=='' GOTO LA_STARTBATCH
SET NRULE=%namerule%
 
ECHO.
SET /p ifile=新しいファイル名を入力(または [c] キャンセル)⇒
IF '%ifile%'=='c' GOTO LA_ENDBATCH
IF '%ifile%'=='' GOTO LA_STARTBATCH
SET FNAME=%ifile%
 
REM 作業フォルダに移動
IF NOT EXIST %DIRPATH% (
ECHO 指定されたディレクトリは存在しません。
GOTO LA_STARTBATCH
)

:LA_STARTBATCH
CD %DIRPATH%
ECHO [%DATE% %TIME%] バッチ処理開始
ECHO %DIRPATH%
IF %NRULE%==1 ECHO 上記ディレクトリ内にあるファイルの頭に %FNAME% をくっつけます。
IF %NRULE%==2 ECHO 上記ディレクトリ内にあるファイルのお尻に %FNAME% をくっつけます。
ECHO.
SET /p confirm=よろしいですか?[ y / n ]⇒
CALL :LA_INPUT_CHECK %confirm% yn
IF '%confirm%'=='n' GOTO LA_CANCELL
 
ECHO.
ECHO 処理開始
setlocal enabledelayedexpansion
FOR /R %%A IN (*) DO (
  SET NM=%%‾nA
    IF NOT '%%‾nA'=='%BATCHNAME%' (
      IF %NRULE%==1 REN "%%‾fA" "!FNAME!%%‾nA%%‾xA"
      IF %NRULE%==2 REN "%%‾fA" "%%‾nA!FNAME!%%‾xA"
    )
)
 
echo.
GOTO LA_ENDBATCH
 
 
EXIT /B

REM * =====================================================================================
REM * コマンドチェック
REM * =====================================================================================
:LA_INPUT_CHECK
ECHO %2 > tmp.text
SET RET=
FOR /F "usebackq" %%t IN (`findstr %1 tmp.text`) DO SET RET=%%t
DEL tmp.text
if '%RET%'=='' (
GOTO LA_INPUT_MISSING
)
 
EXIT /b
 
REM * =====================================================================================
REM * エラー処理
REM * =====================================================================================
:LA_ERROR
echo.
echo エラーが発生しました。
echo.
goto LA_ENDBATCH
 
REM * =====================================================================================
REM * 処理中止
REM * =====================================================================================
:LA_CANCELL
ECHO.
ECHO 処理は中止されました。
ECHO.
GOTO LA_ENDBATCH
 
REM * =====================================================================================
REM * 入力ミス
REM * =====================================================================================
:LA_INPUT_MISSING
ECHO.
SET /p miss=入力に誤りがあります。
GOTO LA_STARTBATCH
 
 
REM * =====================================================================================
REM * バッチ終了処理
REM * =====================================================================================
:LA_ENDBATCH
 
ECHO [%DATE% %TIME%] 処理終了 
ECHO.
SET /p end=終了するにはEnterキーを押してください...
 
EXIT
現役コンサルが厳選!仕事が格段に早くなるExcelショートカット5選

今回は、Excelスキル第3段として、ショートカットを取り上げたいと思います。意外と知らないが、知っておくと便利なショートカットを5つ厳選して取り上げたいと思います。
コピー&ペーストのような、誰でも知っているであろうショートカットはあえて取り上げていません。

Excelおすすめショートカット5選

行挿入・行削除

Excelでスケジュール表などの資料を作成する際に、行と行の間に1行増やしたい、ってことよくありますよね。
これをマウスでやるとしたら、挿入したい箇所の行を全選択し、右クリックで挿入を押すところです。この操作を、2つのショートカットの組み合わせで実現することが可能です。

[Shift] + [Space] : 行全体選択
[Ctrl] + [+] : セル挿入 ※つまり[Ctrl] + [Shift] + [;]

上記2つのショートカットの組み合わせで、行挿入ができるのです!

ちなみに、行削除の方法は以下の通り。プラスがマイナスに変わるだけなので覚えやすいですね。

[Shift] + [Space] : 行全体選択
[Ctrl] + [-] : セル削除

列挿入・列削除

続いて今度は列を挿入・削除する方法です。こちらもExcelで表を作成するときに、列と列の間に新しい列を増やしたい、ってことはよくありますよね。
こちらも基本的に行を挿入する場合と同じように、2つのショートカットの組み合わせで実現することが可能です。

[Ctrl] + [Space] : 列全体選択
[Ctrl] + [+] : セル挿入 ※つまり[Ctrl] + [Shift] + [;]

行選択がShiftで、列選択がCtrlに変わるだけなので覚えやすいですね。

ちなみに、列削除の方法は以下の通り。こちらも行削除の場合と同じ考え方です!

[Ctrl] + [Space] : 列全体選択
[Ctrl] + [-] : セル削除

フィルタをつける・解除する

データ分析やデータ集計などをする際に、必ず活用するのが、Excelのフィルタ機能です。
[Ctrl] + [Shift] + [L]
このショートカットで、フィルタの設定・解除が可能です。

このショートカットを応用し、例えば、フィルタが設定済みで絞り込みがされているものを全表示したい場合、[Ctrl] + [Shift] + [L]を2回 で可能です。
1回目のL押下でフィルタが解除され、2回めのL押下で新たにフィルタが設定されるので、絞り込みを解除した場合と同じ結果が得られます。

現在日付を入力

課題管理表を作成する際に、課題解決の経緯を記載する場合があるかと思います。そのようなときに、日付を記載し、経緯を文章で記載することはないでしょうか?

[Ctrl] + [;] で現在日付を入力することができるのです。

ちょっとしたことなのですが、わざわざ日付をキーボードで打つより、時間短縮に繋がります。

シートの切り替え

シートが多いExcelを作成する場合、シートの切り替えショートカットが便利です。
[Ctrl] + [Page Up] : 右のシートに移動
[Ctrl] + [Page Down] : 左のシートに移動

ちなみにあまりにもシート数が多い場合、シート切り替えタブの左にある三角マーク部分で右クリックをすると、シート一覧画面が表示されるので、移動したいシートにすぐに移動することが可能です。

Altキーを使ってマウス離れ

Altキーを使うことで、普段Excelで操作している作業をキーボード操作のみで行うことが可能です。
Altキーを一度押して見ると、リボンの上に文字が表示されます。この文字をキーボードで入力することで、Excelの操作が可能になるのです。例えば、「ウィンドウ枠の固定」をしたい場合は、[Alt] → [W] → [F] → [F] と入力すれば操作できます。

まとめ

Excelで資料作成、データ集計などの仕事をする機会も多いと思います。そんな嫌な時間が少しでも早く終われるように、ショートカットを使いこなしましょう。

参考リンク

現役コンサルが教える!Excel関数でVLOOKUPを使う際の4つのコツ

Excelを使って資料作成、データ集計をする際に必ず覚えておくべき関数として、VLOOKUPを取り上げます。
Excelを使って仕事をしたことがある方なら、一度は使ったことがあるかもしれません。今回は最頻出関数であるVLOOKUPの使い方と、VLOOKUPを使う際の4つのコツをまとめてみたいと思います。

VLOOKUPの使い方

VLOOKUPとは、縦に並んだデータ群の中から、条件に一致するデータを検索し、値をとってくるための関数です。利用するための書式は以下の通りです。

①検索値・・・データを検索する際に、この値と一致するものを探してほしい、と指定する値です
②範囲・・・検索する対象のデータが格納されているセルの範囲を指定します
③列番号・・・②範囲で決めたデータの表のうち、左端の列を1として何番目の値をとってくるかを指定します
④検索方法・・・TRUE=近似一致、FALSE=完全一致のうち、どちらかを指定します

受注伝票に存在する品番を元に、品目マスタから品目名を取ってくる場合を例とします。その際の使用例としては、以下のようになります。

VLOOKUPを使う際の4つのコツ

VLOOKUPを使う際に、知っておくとよい情報として、以下の4つを挙げております。

①検索範囲は絶対参照にする

検索範囲として指定する範囲は、必ず絶対参照にしましょう。なぜなら、関数をコピーした際に、相対参照にしてしまうと検索範囲がそれに合わせてずれてしまうためです。
このミスは初心者の方に多いため、初めのうちは気をつけるようにしましょう。ちなみに、F4キーを押すことで、相対参照→絶対参照の切り替えが簡単に出来ます。

②検索方法は完全一致を指定する

検索方法のTRUE/FALSEの選択ですが、基本的には完全一致=FALSEを指定しましょう。
VLOOKUPを使うシーンで近似一致を使うことはほぼ無いからです。基本的には完全に一致するデータがあるかどうかを調べる際の関数のため、逆に近似しているデータを一致したものとしてしまうことが不都合な場合がほとんどです。

ちなみに、FALSEとわざわざ入力しなくても、0を入力すれば完全一致を指定したことになります。

③#N/Aエラーの対処

検索対象のデータがない場合、#N/Aエラーとなってしまいます。

それ自体は別にエラーであってしかるべきなのですが、成果物として顧客に提出する場合など、エラー表示のままだと不格好ですよね。その場合に、IFERROR関数を使いましょう。

IFERROR関数では、もしデータがERRORの場合に返す値を指定することが出来ます。例えば、以下のように入力すると、検索対象のデータがない場合に「マスタなし」と表示することが出来ます。

④対象が空白の場合に0を表示させないようにする

最後に、返す値が空白である場合の対処法です。返す値が空白の場合にExcelの仕様上、空白を数値型の「0」と表示してしまいます。

これを回避する方法として、Excelに文字列型として表示させるために、返す値に空白文字をくっつけるという指定をします。お尻に「&””」をくっつけることで、空白の文字列を表示させることが可能です。

まとめ

VLOOKUPはExcelで最頻出の関数です。特にデータ集計やデータ分析の仕事が多いコンサルタントにとっては、必ず覚えておくべき関数ですので、使いこなせるようにしましょう!

参考リンク

現役コンサルが教える!Excel資料作成スキル【必ず守るべき10か条】

今回は、コンサルタントのスキルとして必要不可欠である、ドキュメンテーションについて記事を書いてみたいと思います。

記念すべき第一弾は、Excelで表を作成する上で守るべき10か条をまとめたいと思います。コンサルタントとしての視点からまとめておりますので、日頃からExcelを使い慣れている方でも参考になれば嬉しいです。

必ず守るべき10か条

①ヘッダは白抜き文字で

ヘッダ文字は濃い色の背景と白い文字で白抜きにしましょう。そうすることで、どこまでがヘッダなのか、どこからがデータ・内容なのかの区別が明確になり、見栄えが良くなります。

②左端はナンバリングを

意外とこれを怠る人が多いかもしれません。左端の列には番号を振りましょう。そうすることで、資料の説明やプレゼンテーションのときに「3番目のデータですが・・・」といったように指示がわかりやすくなります。

また、これは小技ですが、単純にナンバリングする際に文字列として1,2,3といった入力をするのではなく、関数で「=ROW()-n」といったように入力することで、行数が増えた際にもセルをコピーすることで自動でナンバリングされるようにすると良いでしょう。

③色使いはシンプルに

無意味に色分けするのはやめましょう。できれば色は1色、多くても2色程度に抑え、色分けをする場合は色に意味を持たせる場合に限定しましょう。

④罫線は控えめに

これもやってしまっている人が多いのですが、罫線は黒の実線は基本的にNGです。黒の実線だと、罫線が主張しすぎてしまい、表全体を見るとうるさくなってしまうからです。灰色や点線など、目立たない罫線にすることを心がけましょう。

⑤書式は統一せよ

文字のフォント、大きさ、左揃え・右揃え、などの書式は全体で統一しましょう。私の好みではあるのですが、私は殆どの場合、フォントはメイリオで、左上揃えで統一しています。
ただし、金額などは右揃えが一般的ですので、例外もあります。

⑥セルは結合するな

セルは絶対に結合しないようにしましょう。その理由は、フィルタリングやデータ集計などがうまく出来ないことなどが挙げられます。

どうしても見栄えを良くするためにセル結合をしたいのであれば、罫線でセルの結合を表現したり、データ行であれば文字を灰色にして同じ内容の連続を表現するようにしましょう。

⑦グループ化をうまく使え

普段は隠しておきたいような行や列がある場合、単純に非表示にするのではなく、グループ化を利用しましょう。そうすることで、表示・非表示の切り替えがスムーズにできますし、非表示にしている部分がわかりやすくなります。

⑧セルの終わりは「e」を置け

表の終端部分に「e」を置くことで、Ctrl + 矢印でセルを移動したときに、Excelの限界までセル移動してしまうことを防ぐ役割があります。ちょっとしたことなのですが、あると便利です。

⑨印刷範囲を設定せよ

すぐには印刷しない場合でも、印刷範囲を設定しましょう。表示 -> ブックの表示 で「改ページプレビュー」を選択すると、印刷範囲がきちんと設定されていることを確認することができます。

⑩マウスは使うな

最後に、Excelの操作はなるべくマウスを使わずに、キーボード操作だけで完結できるように心がけましょう。普段Excelを使う上で操作する内容の殆どは、キーボード操作だけで実施することができます。

こちらの記事でExcelにおける知っておくと便利なショートカットを紹介しています。
また、ショートカットだけでなく、Altキーを押すことでExcelの操作が可能です。例えば、「ウィンドウ枠の固定」をしたい場合は、Alt→W→F→Fで操作可能です。

まとめ

以上、Excelで資料作成をする際の守るべき10か条でした。
これを実践することで、わかりやすく綺麗な資料を、効率よく作成することができます。ぜひ実践していただければ幸いです。

参考リンク