現役コンサルが教える!議事録の書き方3つのポイントまとめ
コンサルタントなら誰しもが経験してきたであろう、議事録をテーマに扱います。
新人コンサルのうちは、議事録を任されることが多いですよね。結構面倒くさくもあり、難しくもある作業です。
しかし、以下で示すような3つのポイントを押さえれば、それほど議事録に苦手意識は持たないだろうと思います。

議事録の目的とは
そもそも、なぜ議事録を残す必要があるのでしょうか?
例えばですが、議事録が無いと、後々言った言わない論争が勃発した際に、収拾がつかなくなってしまいます。
もし議事録があったならば、このときこういう経緯でこういう決定をしましたよね、と確認ができるわけです。
つまり議事録とは、会議で起こった議論の顛末や、決定事項などの認識を合わせるためのツール・エビデンスであるのです。
特にコンサルタントは、クライアントとの合意形成をもってプロジェクトを進めていきます。一つ一つの合意形成を決定づけるものが、議事録であるわけです。
議事録を書くときの3つのポイント
①議題ごとに章立てする
議事録とは、後から見返した時に読んだ人がわかりやすく理解できる必要があります。
そのため、議事録の構成が非常に重要になってきます。
単に時系列で議事録をつらつらと書くのではなく、議題ごとに章立てをして書きましょう。
基本的には会議にはアジェンダというものが存在するので、それを議事録にコピーしておきましょう。
もしもアジェンダがない場合は、何についての議論をしているのかをサマリし、議題を付けましょう。
②決定事項・ToDoを書く
その会議によって何が決まったのか、次のアクションは何かが非常に重要です。
特にわかりやすくするために、決定事項とToDoは、一番目立つところに記載するのがおすすめです。
決定事項については、どういった経緯でそう決まったのか、も重要な情報になってきます。その経緯については補足情報として残すようにしましょう。
また、ToDoについては、担当者と期限についても明確にしましょう。会議内で決めていなかった場合も、会議後メールなどで期限はこれでよいかなど、確認するようにしましょう。
③わからないところはわからないことを明確にしよう
最後に、新人コンサルが特に気をつけるべきポイントです。
新人の時には、用語がわからなかったり、議論の内容についていけなかったりすることが往々にしてあると思います。
そんな時は、議事録に書けないと諦めるのではなく、理解できなくても言葉だけを拾ってメモとして残すようにしましょう。そしてそのメモに、わからないマークを付けておきましょう。
そうすることで、その後上司や先輩に議事録でココがわからなかったです、と確認しやすくなります。
また、わからないことをうまくキャッチアップできることで、自分自身の成長にもつながります。
まとめ
今回は議事録についてまとめました。
面倒くさくて地味な嫌な仕事ですよね。でも、非常に重要な仕事でもあります。ポイントを抑えて、議事録マスターになりましょう。


























